「ほんたうの幸ひ」とは、いったいどういうことなのか?
日本の多くのみなさんが、世界の多くのみなさんが、「本当の意味で幸せ」になることを願って、私、郷右近丸彦は日夜考え、研究し、活動をしています。
「ほんたうの幸ひ」とは、100年前に使われていた日本語です。
発音は「ほんとうのさきわい」と読みます。
この言葉は、岩手県が産んだ稀代の作家であり文化人の宮沢賢治さんがよく使っていた言葉なのです。
代表作である「銀河鉄道の夜」では主人公のジョバンニがなんどもこの言葉を口にします。
このジョバンニは作者の賢治さんの自らを投影したキャラクターだったのではないか?と後の文学評論家たちの間では考えられていますが、「ほんたうの幸ひ」という大きなテーマは、まさに賢治さんが生涯を通じて探し求めてきたことと思われます。
私もこの大きなテーマに答えを出し、その答えに沿った生き方をすることで、私たちの世の中が真の平和の世の中になっていくものと信じています。
なぜ私が、100年前に使われていたこのような言葉使いをしているのかというと、日本は今から73年前(現在は2018年)に第二次世界大戦(太平洋戦争)に負け、終戦後にGHQ(General Headquartersの略。連合国最高司令官総司令部)と呼ばれる戦争後の日本を占領・管理するための最高司令部によって、それまでに培われてきた日本のあらゆる文化や仕来りが壊され、新たな常識を上塗りされてしまった事実を知ったからです。
今の日本では、様々な情報が飛び交い「何が本当で何が嘘なのかわからない」「どの情報を信じたらいいかわからない」という人が多い状態になっています。
そのため、道徳や道理もあやふやになっていて、本来こんなことは起こらないだろうと思われるような異常な事件も多発するようになりました。
現代の日本では、年間に自殺をする人は3万人にも及んでいます。1998年から3万人に登り、それから14年間毎年3万人を超えているのです。
この数はどういう数字かというと、ベトナム戦争の時に、アメリカ軍から殺された民間人を含むベトナム人の数と同じなのです。
つまり、一見平和そうに見える現代の日本では、裏では戦争が起きているような状況であるともいえるでしょう。
なぜ、このようなことになっているのか? というと、私は、「ほんたうの価値観」がわからなくなってしまったからだと思います。わからなくなってしまったのは、GHQによって、それまで培われてきた日本という国の素晴らしさを封印されてしまったのです。もっとも封印されたのは日本人の精神のよりどころとなる「神社」「神道」というもののあり方が封印されました。「神道」というものの本質は「宗教」ではありません。
日本人が古来からもっていた精神価値を神さまにつなげながら生活基盤に根付かせたものが「神道」なのです。
その神道というものが、なにものかがわからなくなってしまったために、日本人としての誇り(ブライド)が失われつつあるのです。
ですから、GHQに植えつけられてしまったニセモノの価値観にとらわれない、元の日本の良さに目を向けてほしいと願うことから、あえてこの100年前に使われていた言葉使いをしているのです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ほんたうの幸ひ の条件とは
一 真の健康であること
真の健康とは「ココロ」「カラダ」「オカネ(社会)」が共に健康であることだと考えます。
二 本来の自分らしくあること
本来の自分らしさとは、この世に生まれてきた意味を知り、魂の成長をするような生き方ができているかどうか?だと考えます。
三 日本はもちろん世界の人々が共通する幸せであること
民族、文化、時代を超えて、世界が共通して同意することができる価値観こそが、「ほんたうの幸ひ」であると考えます。そういった意味では、
あらゆる宗教を超えた思想・哲学を示すことが必要不可欠であると考えます。
この大いなる命題に対する答えが
「天のルール」と「地のルール」
を知ることであると私は理解し、このことを教えるための学校が
「天地彌榮塾(あめつちいやさかじゅく)」なのです。