関ヶ原の戦い

《関ヶ原の戦い1》


映画「関ヶ原」
第41回日本アカデミー賞(2018年)
司馬遼太郎の名作小説を原田眞人監督した作品で、西軍の石田三成を岡田准一、東軍の徳川家康を役所広司が演じた本格歴史ドラマ。

もう一回観たいな、と思うくらいかなりよくできた映画でした。
原作の「関ヶ原」は、なんと累計で580万部も突破した小説 !!
映画の本作は、興行収入を24億円突破。

映画としての評価はビジネス的にいうと、まぁまぁ。
私としてはかなりよくできた映画という印象だけど、今はこういう本格的な歴史映画ってあんまり流行らないんだな。

24億円というとそれなりの売上なんだけど、
「名探偵コナン から紅の恋歌」が、68.9億円だから、ビジネスだけを考えると圧倒的に部が悪い。

でも、ちゃんと歴史を知りたいと思う人や、人間ドラマを堪能したいと思う人にはオススメの映画です。
DVDでレンタルされているので観ると善いでしょう。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

この映画で注目したいのは、主人公が石田三成になっているところ。
これは原作小説どおりの設定です。
関ヶ原の戦いというのは、ご存知の通り、日本の歴史上、日本で起きた内戦では最大規模の戦争で、この戦いで徳川家康が勝利したことをきっかけに、後に家康は天下を再統一し、江戸時代が始まった。

日本史を勉強する上では、絶対に知っておかなくてはならない事件の一つだけど、もう、昔に勉強したことだから、忘れてしまった人も多いと思うので、「ほんたう」のことを解説しましょう。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

まず、概要を整理しておきましょう。

事件が起きたのは、西暦1600年10月。今から、418年前のできごとです。
東軍・総大将が徳川家康。
西軍・総大将が毛利輝元。石田三成が実質上の参謀。
つまり、石田三成は総大将ではありません。

どのくらいの規模だったかというと、歴史の教科書どおりに解釈すると、石田三成ら西軍は総勢10万、徳川家康ら東軍は総勢7万が関ヶ原に陣を構えた。となっている。これは教科書そのもので教えていることが「間違い」。
つまり、すでに学校のテキスト自体が「ほんたうのこと」ではない。

歴史をていねいに検証していくと、事実が不明点な部分も多いため、学校で教えている数字にはすでにバイアスがかかっていることがわかります。
実際には、東軍と西軍の戦力数の差は極端にはなかったのではないだろうか? と、私は推測しています。

最初の陣形は圧倒的な石田三成の優勢。
ところが、合戦中に次々と西軍のメンバーが家康側に寝返っていって、家康が逆転勝利する。
戦地には布陣したものの、戦わない武将がいたり、家康の計略によって最初から寝返ることになっていた武将がいたために、逆転をしたのです。

ちなみに、この二つの陣営の立場で言うと、本来なら、西軍の三成側が「正規軍」です。東軍の家康はクーデターを起こした「反乱軍」であるといっていい。ものごとの筋論でいえば、三成側に「正義」があったんですよ。
でも、戦いに負けた三成は、歴史上、悪者になり獄門打ち首、家康が天下統一を果たした天下人となっていきます。

家康がその後に残した江戸時代は素晴らしい時代だったと思いますけどね。

このことから、石田三成は性格が苛烈で人望がなかったから、という印象を持っている人も多いと思う。
そもそも本能寺の変で信長を陥れたのが石田三成であったという印象を持つ人も多いからね。

でも、なぜ私がこの映画を勧めるかというと、「ほんたうのこと」を知ってほしいからです。

この映画で石田三成を演じる岡田准一さんの好演が実にいい。
これでは嫌われるよなぁ、という性格の激しさも出ているし、実際には理想に燃えて一途な男であったこと。実は密かに恋もしていたことなどが、生き生きと描かれている。この辺のエピソードを入れるのはうまいね。ちょっときゅんとする。
最近サブキャラクターとして注目される島左近も素敵。こんなに愚直でいい男が三成の配下に付いているなら人間としても信用できるのでは?と思わせる。

この映画で描いている石田三成像は、天下を平定し、平和な世の中をつくらなくてはならないという義憤に燃えている男。
使えた豊臣秀吉は好色で本来は天下を納める器量の人物ではないことを見抜き、それでもいったん天下を平定するためには信長や秀吉という「毒」を使わなければ乱世を統一できないことを知っているため、あえて「毒」を使った。でも、秀吉が病死した後こそ、いよいよ、「ほんたうの平和」を目指す礎ができた時。その想いを胸に秘めてやってきたのに、家康というエゴの塊のタヌキ親父に天下がまた蹂躙されてしまうではないか !! という展開が、わかる話になっています。
こういう描き方は、とても面白いと思います。

また、家康を演じる役所広司さんは流石の役者っぷりで、従来の家康像を覆した怪演です。そうきたかぁ、という感じ。
ずるくて、やんちゃで、抜け目ない家康を演じています。
ラストシーン間際で、自分を助けるために敵と戦う妾の女性戦士を妾を串刺しにして敵を殺すしね。容赦ないです。ひどい男です、家康(笑)
役所広司さんはもう日本の男優の中では大御所だね。

私が主張したい「ほんたう」のこととは、実は「正しい」ことなんてこの世の中にはないんだよ、ということ。
歴史上で、勝った立場の人間たちが、自分は正義だったと言い張るだけのことで、ほんたうに起きていたことかどうかは闇の中だったりするのだ、ということ。

特に「戦争」においてはそうなのだ。
両者の言い分があるし、きっかけはくだらない遺恨が原因だったりする。
どっちが正しい、と言い争うことの延長には永久に「ほんたうの幸ひ」にはたどり着かない、と私は思うのです。

あなたはどう思いますか?

 

 

《関ヶ原の戦い2》

私がいつも案内している品川神社は
徳川家康が関ヶ原の戦いでの戦勝祈願をした神社で
その勝利をもたらした神社であることから
徳川家の三つ葉葵を入れた神輿を寄贈したことで有名です。

全国に8万5千件ある神社の中で、
徳川家康が自らの紋所を入れた神輿を寄贈した神社は、
この品川神社一軒しかありません。
この神輿は重要文化材になっています。

なので、そのことから、
品川神社はかなりご利益がある神社とされています。

ちなみに、私が参拝していた時に、
私の真後ろに、長嶋一茂さんが一升瓶を二本下げて並び、
神社に奉納していましたから、それだけ知る人ぞ知る、
パワー神社と言えると思います。

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いつも品川神社を案内する時に解説をしていることがあります。

「神社では自分の欲である願いをしてはならない」
ということを言う宮司さんがいます。

ということを、いう人を時々見かけます。

それは、まちがった情報である。
と、私は思います。

まず「宮司」さんであれば、そんなことは言わないでしょう。
もし、言った人がいるのであれば、それは宮司さんではなくて、神職さんの一人だと思います。
「宮司」さんというのは神社には一人しかいなくて、
責任としっかりした知識もお持ちのかたです。

神道のことをしっかり理解していたら「神社で自分の願いを言ってはならない」ということ自体が間違っていることの意味は理解できるはずです。

だって、家康は、関ヶ原の戦いで戦勝祈願をして、
そして、そのおかげで勝ったんですから。

よくよく考えてみてくださいね。

関ヶ原の戦いで戦って戦死した人は、
どれだけいたと思いますか?

wikipediaによれば、
勝った東軍は戦死者が4,000~10,000。
負けた西軍は戦死者が8,000~32,600。
とあります。

家康が関ヶ原の戦いで「勝たしてください」と祈った
ということは、敵を殺して、
自分と自分の仲間は生き残らせてください、
ということを祈った、ということなんですよ。
その結果、相手を一万人近く殺した、
ということです。

直接自分が殺人を犯していないとしても、
現代の法律で裁いたとしたら、
家康は殺人教唆罪で、死刑です。
麻原彰晃よりも重罪人でしょう。

ほんたうに、自分の願いを言ってはならないのなら、
神様は家康の願いは聞き届けなかったはずです。

では、どうして家康の願いは聞き届けられ、
願いが叶ったのでしょう?

それには、神社で祈る際の作法の仕方にもあるのです。
また、神社で祈るということは、どういうことなのか?
という神様のメカニズム、
ルールの意味を知らなくてはならない、ということなんです。

その神社での「ほんたうのこと」を教えている。
古神道の秘術を教えながら、
神社を案内するのが、私の「一粒萬倍ツアー」なんですよ。

基本は品川神社ですが、他にも、靖國神社、明治神宮、
熱田神宮、伊勢神宮なども詳しく案内をします。

神社は、もちろん、自分一人で行くこともできますが、きちんとした案内を元に参拝すると目からウロコがたくさんあります。
今まで自己流で参拝していても、効き目がなかったのは、そういうことだったのかぁぁ !!?
ということが、はっきりわかりますよ。

興味のある人は、メッセージくださいね。

今日も一日、あなたが幸せでありますように。

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一粒萬倍ツアー
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ABOUTこの記事をかいた人

郷右近丸彦プロフィール 郷右近 丸彦(ごううこん まるひこ) 株式会社スピリッツ・ザ・ウォーター代表取締役 天地彌榮塾(あめつちいやさかじゅく)塾長 NPO法人サスティナブル・コミュニティ研究所 理事・主任研究員 1959年生まれ 職業・プランナー、プロデューサー、企画コンサルタント。 東京国際大学卒業後、メーカー、マスコミ業界、テレビ事業会社を経て独立。 平成9年9月9日に銀河鉄道999を走らせる「銀河鉄道999フェスティバル」、鳥取県境港市のテーマパーク「ゲゲゲの妖怪楽園」、環境浄化せっけん「善玉バイオ洗剤《浄(JOE)》」など数々の社会現象として話題となるイベント、事業、商品開発などを企画プロデュースする。日本を明るく元気にする「感動プランナー」を育成し、事業プロデュースをする感動創造プロデューサーとして活躍。解決が難しい課題を、わかり安く親しみやすい切り口からアプローチ、話題づくりにつなげることが評判となり、一部上場会社の企画顧問、様々な企業コンサルティングを行う。 現在は「ほんたうの幸ひ」とは何か?をテーマに「天のルール」と「地のルール」を教える「天地彌榮塾(あめつちいやさかじゅく)」の塾長として活躍中。全国の神社を案内しながら、古神道にのっとった神社参拝方法や日本人の本質、大和魂とは何かを教えている。 その他役職 NPO法人サスティナブル・コミュニティ研究所 理事 主任研究員 趣味 書家。映画、舞台、能、絵画、メディアアートなどの芸術鑑賞 https://www.facebook.com/gogo.ukon