神勅(しんちょく)とは
神さまから発せられた命令のこと。
通常、勅令(ちょくれい)と言って
天皇陛下が直接命令したことが
我が国日本では最も重要な事柄とされているのですが、
それを上回ると言ってもよいほどの
重い任務を持った命令が《神勅》なのです。
この神さまとは誰なのか?
というと、天照大神のことで、
天照大神が神勅を与えたのは二柱の神さましかいないのです。
その一柱が瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
もう一柱が宗像大神(ムナカタノオオカミ)
だということなんです。
で、この神勅は、古代日本、
飛鳥時代より前、古墳時代よりさらに前、
おそらくは弥生時代に発せられたと
されています。
しかも、それから約500年間もの間、
九州の玄界灘にある沖ノ島で
毎日欠かさず国家祭祀が行われていたというのです!
これ、かなり凄いことなんだけど
ほとんどの人がその事実を知らない。
だって、日本の歴史の中で
最も続いた時代が江戸時代なんだけど
江戸時代は300年に満たない。
それよりもはるかに長い時間において
国家祭祀がずっと続いていた
ということなんだよ。
これが今回行ってきた
宗像大社での資料をじっくり読み返していて
ようやくわかったのです。
宗像大社の歴史は伊勢神宮より
なんと500年も前からある!!
辺津宮には二宮と三宮があるのだが
あれ?伊勢神宮の別宮にそっくりだな?
と思っていたら
そっくりなんじゃなくて
伊勢神宮の別宮がそのまんま
遷宮の後に移設されたものだった!!
しかも移動してきたお宮は
なんと、イザナギ宮とイザナミ宮だよ!!
それがどんな意味を持つのか?
さらに、ここでは書けないが
とんでもないことまで発見してしまった!!
総社の本殿に祀られている祭神は
宗像三女神ではない??
むー。
この重要なことに
今まで私も
氣づいていなかったのです。
えらいこっちゃ!!
私が教えている神道のこと
日本のことの情報の中でかなり重要なことを
見落としていた、ということです!!
天地彌榮塾のカリキュラムに加えなくては!
ただし、この話は元々どんな教本にも
乗ってない話なので一年目の基本編では
教えません。
ということで、中級編の生徒には
急遽、重要な話をすることにします!