靖國神社の意味

今日は「靖國神社」について解説します。

靖國神社って日本人なら誰でも知っている神社の一つですが、その意味や、なんのためにあるのか?
戦争とどう関係しているのか? などについては詳しく知らない人がほとんどじゃないかなぁ?
と思います。

歴代の総理大臣が靖國神社に参拝することによって中国を始めとする国際批判が流れているという事実があるために、おいそれと語れない。中途半端な知識や理解では誤解を招くのでとりあえず自分の考えを保留にしている、という人が多いのではないでしょうか?

私も以前はそうでした。よくわからなかったのです。
けれども、今では、靖國神社がなんのためにあるかもわかりますし、意義もわかる。そして戦争に対して、どう私たちは対処すべきか、憲法九条の改正とは何か? ということも、私の意見はしっかりとまとまっています。

憲法九条の改正については今回は語りません。まずはみなさん一人一人の意見を尊重したいと思います。

そういった背景を踏まえた上で、なかなか解説されなかった「靖國神社」について解説します。

まず、「靖國神社」は日本の神社の中では、かなり特殊な位置にある神社です。他の神社とはまるで違った性格、成り立ちをもっています。
ですから、神社本庁には所属していません。独立した神社であるということです。

明治2年(1869)6月29日に建てられた神社です。したがって多くの神社が800年や1,000年といった遠い昔からあるものに対して、わずか約150年しか歴史がない神社です。新しいタイプの神社といえます。
近代的統一国家として大きく生まれ変わろうとする明治維新という歴史的大変革の過程の中で建設された神社なのです。では、何を目的として建てられたかというと、戊辰戦争やその後に起こった佐賀の乱、西南戦争といった明治維新に関わって命を落とされた方々すべての魂を「安(靖)らかに」することを願って、明治天皇が建立した神社なのです。

注目すべき点は主祀神が、天照大神などの古代の神を中心とするのではなく、戦争で死んでいった人々を神として祀っているということです。その神の数は、なんと246万6千余柱にも登ります。坂本龍馬・吉田松陰・高杉晋作といった明治維新のために亡くなった人々、そしてその後の日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争(第二次世界大戦)に関わって亡くなった人々も祀られています。

つまり、ここで祀られている神とは、日本を守るために死んでいった人たち、しかも偉人だけではなく、元は普通の人々も神さまと崇められて鎮魂されているということなのです。

ちなみに私のおじいちゃんは第二次世界大戦で硫黄島で亡くなっていますから、靖國神社に祀られていて、おばあちゃんはそのために岩手県から時々上京して手を合わせていました。

日本の精神的な本質として、死者の御霊を神として祀り崇敬の対象とする文化・伝統があるのです。日本人は昔から、死者の御霊はこの国土に永遠に留まり、子孫を見守ってくれると信じてきました。今も日本の家庭で祖先の御霊が「家庭の守り神」として大切にされているのは、こうした伝統的な考えが神道の信仰とともに日本人に受け継がれているからです。そして同様に、日本人は家庭という共同体に限らず、地域社会や国家という共同体にとって大切な働きをした死者の御霊を、地域社会や国家の守り神(神霊)と考え大切にしてきました。そういった背景の中で、もっとも大きく体現をしている神社が、この「靖國神社」なのです。

国際社会でおきている問題は、この神社に第二次世界大戦で亡くなった人の中で「A級戦犯」というレッテルを貼られた東条英機さんをはじめとした方々も祀られていることにあります。
中国側からの理屈では、靖國神社に総理大臣が参拝をすることは「A級戦犯」を英雄視する行為となり、それは日本が第二次世界大戦に加わったことを「是(善いこと)」とするだ、みなされてしまうことです。

このことについて昭和天皇の隠されたエピソードがあります。この話は、私が神道の師匠筋から教えていただいたことです。
靖國神社にははじめから「A級戦犯」が祀られていたわけではありません。それがある時、昭和天皇の合意を得ることなく祀られてしまったのだそうです。その時、それを知った天皇陛下はたいへん激怒されたそうです。あの温厚で我慢強い昭和天皇が、たいそう激怒したらしいのです。
「靖國の宮司は世界情勢を読めんのか !! 東条がそれを喜ぶと思っているのか!! 日本国を想うがゆえに、耐え難きを忍んで汚名をあえてかぶった東条の氣持ちちを踏みにじる行為だ !! この事をもって、私は今後、靖國に祀られているすべての英霊に対して祈ることができなくなるではないか」
それ以来、昭和天皇、今上天皇陛下は、靖國神社に参拝をすることをしておりません。この天皇陛下の心中を考えると、とても痛ましい氣持ちになりませんか?

ちなみに、これだけは言っておかなくてはならないのは「東京裁判」も「A級戦犯」も国際法に照らし合わせた時に、真っ赤な嘘、デタラメの法律です。
そのことの真実だけは、日本人はしっかり認識すべきだと、私は思います。

靖國神社を参拝する、ということは、そのような意味があるのです。

ちなみに、私はこうした靖國神社や日本のことをしっかり理解してもらいために、靖國神社を案内する参拝ツアーを行っています。
今日は、その靖國神社ツアーの日なのです。

日本という國が、祖先を敬い、世界平和も同時に祈る。そういう國であることを、誇りに思います。

みなさんは、どう思いますか?

今日も一日、みなさんが、ほんたうの幸せを感じていられますように。

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郷右近丸彦プロフィール 郷右近 丸彦(ごううこん まるひこ) 株式会社スピリッツ・ザ・ウォーター代表取締役 天地彌榮塾(あめつちいやさかじゅく)塾長 NPO法人サスティナブル・コミュニティ研究所 理事・主任研究員 1959年生まれ 職業・プランナー、プロデューサー、企画コンサルタント。 東京国際大学卒業後、メーカー、マスコミ業界、テレビ事業会社を経て独立。 平成9年9月9日に銀河鉄道999を走らせる「銀河鉄道999フェスティバル」、鳥取県境港市のテーマパーク「ゲゲゲの妖怪楽園」、環境浄化せっけん「善玉バイオ洗剤《浄(JOE)》」など数々の社会現象として話題となるイベント、事業、商品開発などを企画プロデュースする。日本を明るく元気にする「感動プランナー」を育成し、事業プロデュースをする感動創造プロデューサーとして活躍。解決が難しい課題を、わかり安く親しみやすい切り口からアプローチ、話題づくりにつなげることが評判となり、一部上場会社の企画顧問、様々な企業コンサルティングを行う。 現在は「ほんたうの幸ひ」とは何か?をテーマに「天のルール」と「地のルール」を教える「天地彌榮塾(あめつちいやさかじゅく)」の塾長として活躍中。全国の神社を案内しながら、古神道にのっとった神社参拝方法や日本人の本質、大和魂とは何かを教えている。 その他役職 NPO法人サスティナブル・コミュニティ研究所 理事 主任研究員 趣味 書家。映画、舞台、能、絵画、メディアアートなどの芸術鑑賞 https://www.facebook.com/gogo.ukon